2017年 9月

府中に息づくお店探訪 「アトリエ77」

府中駅南口は再開発により大型商業施設が立ち並ぶ。その一方で周辺には様々な商店街があり、そこには地域密着型のお店が数多く存在する。

また、大型商業施設の中にも昔ながらのお店が移転し経営を続けているものもある。

府中には地域に息づくお店たちが作り出す魅力やエネルギーで溢れている。

彼らは府中を盛り上げ、魅力あるまちを作る上で欠かすことのできない存在だ。

そんな素敵なお店を訪れ、働く方々から仕事への思い、府中への思いを聞いてきた。


鳥瞰図の美しさに圧倒される「アトリエ77」(本町商店会)

今回紹介するのはJR府中本町駅から徒歩1分、鳥瞰図(ちょうかんず)を扱うお店「アトリエ77」。

店内には、店主である村松昭さんが細部まで丁寧に描き上げた美しい鳥瞰図が並んでいる。その光景は圧巻の一言だ。

鳥瞰図に情熱を注ぐ村松さんから鳥瞰図を扱うきっかけや制作工程、その魅力について伺った。また、終戦当時から府中に住んでいる村松さんが感じるまちの移り変わりについてもお話を聞かせていただいた。

(本記事は東京農工大学地域パートナーシップ論の受講学生さんのご協力のもと作成しています。)

 

 

制作期間は1年以上。鳥瞰図とは?

先ほどから記している鳥瞰図だが、なかなか聞き慣れない方もいらっしゃるのではないだろうか。そこで、まず村松さんに鳥瞰図とはどのようなものか、さらにその制作工程について伺った。

―(村松)

鳥瞰図は、地形を上空からとらえた立体的な地図です。私の作っている鳥瞰図には、その土地の名物や鳥などのイラストも地図上に散りばめています。

工程は、アトリエでの作業と実際にその土地に行っての作業が必要です。

まず、1/25000の地形図を見て立体感を思い描き、鳥瞰図に描き起こします。その後、何回か現地に行って確認しながら精密さを出していきます。1枚作るのにだいたい1年くらいかかりますね。

 

 

1枚の手紙からスタート

鳥瞰図を始めたきっかけはふとしたことだったという。お店の創業と現在の様子についてもお話していただいた。

―(村松)

最初に描いたのは深大寺(調布市の天台宗別格本山)の鳥瞰図でした。深大寺に引っ越した際、知人への転居のお知らせの手紙に近隣の鳥瞰図を描いたのが始まりです。

お店を始める前は絵とデザインの関係の仕事をしていて、1977年にこの店を開きました。創業年が店名の由来になっています。

お客様は地図、写真、スケッチ、釣り、ウォーキングなどが趣味の方がよくいらっしゃいます。鳥瞰図専門のお店は珍しいので、テレビで取り上げて頂いたこともあってか、それをご覧になった方も来てくださいます。

 

村松さんイチオシの鳥瞰図

村松さんの鳥瞰図の入手方法とイチオシ鳥瞰図を教えていただいた。

―(村松)

アトリエにお越し頂けない方でも、偕成社から地図絵本が販売されていますので、それは書店などに流通しています。あとはamazonなどでも取り扱いがあるのでご覧いただければと思います。イチオシの鳥瞰図は、利根川と屋久島ですね。

 

 

終戦から府中を見続けて

終戦から府中に住み、まちを見続けてきた村松さん。本町商店会やお店周辺の街並みや地域行事の変化について語ってくれた。

―(村松)

昔は旧甲州街道が今より栄えていましたね。本町商店会も昔に比べだいぶお店は減りました。くらやみ祭り(毎年5月5日を中心に行われる大國魂神社の例大祭)の客層も変わりましたね。

今は少なくなりましたが、昔は苗木を買いに来る稲城の人が結構いました。でもお祭りの認知度はだいぶ上がったおかげなのか、お客さん自体は増えていると感じます。

あと、くらやみ祭りで本町商店会は子供たちがお囃子をするんですよ。お祭りを通して、新しく地域に引っ越してきた方を受け入れていく良い雰囲気があると思います。

 

 

鳥瞰図に込められた想いとこれから

これだけ手間と時間を要する鳥瞰図。村松さんはなぜ普通の地図ではなく鳥瞰図なのか。

―(村松)

山歩きが好きな中高年向けに、見やすい地図を作ろうというのが目的です。ただの地形図より立体的に描いてある分、見やすいでしょう。山や川を取り上げた地図が多いのですが、私自身ももともと山が好きですし、最近は川歩きをするので川をテーマに描いています。

今後、お店をこうしたいということは時にありませんけど、描ける間は鳥瞰図を描き続けたいですね。

 

※取材は2017年7月に行われました。

【取材:東京農工大学2年 片寄涼介、郷朝紀、佐藤優希、中村菜緒(五十音順)】


 

【プロフィール】

村松 昭/制作にかかる期間は1年以上。鳥瞰図に時間と手間と情熱を注ぐ。細部まで丁寧に描かれた鳥瞰図の美しさはまさに職人のなせる技。

 

【店舗情報】

アトリエ77/本町商店会

HP:http://www2.odn.ne.jp/~cdf21010/index.html

所在地:府中市本町1-7-2

電話番号:042-364-4441

定休日:不定休

営業時間:9:00~19:00頃


ハロウィン in 府中 2017

10/22(日)にけやき並木通りにてハロウィン in 府中 2017が開催されます。

昨年は小さなお子様から小学生を対象に、仮装コンテストやハロウィンパークで盛り上がりました。また、オープン参加でパレードやスタンプラリーなども大好評でした。

今年も盛り上がる企画をご用意しております。いつもの自分とちょっと違う自分に変身できるハロウィン。みんなで楽しく盛り上がりましょう!詳しくは下記HPをご参照ください。

https://halloweeninfuchu.com/


第37回 福祉まつり

10/14(土)、15(日)の2日間、府中公園にて福祉まつりが開催されます。

模擬店や高齢者疑似体験などが体験できるコーナーに加え、小中高生によるダンスや楽器演奏、福祉施設の方の歌など様々なパフォーマンスも行われます。小さなお子様からご年配の方までお楽しみいただけますので、お気軽にお立ち寄りください。

入場は無料となっております。詳細は以下のサイトまで。

http://www.fsyakyo.or.jp/img/top/28fukushimaturi.pdf


第28回ふちゅうテクノフェア

10/13(土)、10/14(日)に第28回府中市工業技術展ふちゅうテクノフェアがルミエール府中(府中市市民会館)で開催されます。生活とロボット〜人と産業のつながり〜をテーマに府中市及び近隣地域より多数の企業等が出展します。ものづくりセミナーの他、親子で参加できるチャレンジ工作教室(予約制)などが開催されます。詳しくは下記のホームページをご確認ください。http://www.tama5cci.or.jp/chamber/admin/topics/pdfTemp/20170925102754.pdf


むさし府中ビール祭り

10/7(土)、大國魂神社境内にてむさし府中ビール祭りが開催されます。東京、埼玉、神奈川を中心とした醸造所のクラフトビール(地ビール)がお楽しみいただけます。ぜひご来場ください!

ご入場、ご試飲にはチケットが必要となります。詳細は以下のHPをご覧ください。飲みすぎにはご注意の上、おいしいビールを

楽しみましょう!

むさし府中ビール祭りHP/http://fuchu-beer.tokyo/


けやき音楽祭2017 JAZZ in FUCHU

10/8(日)、府中の町中がジャズの響きで溢れる一大音楽祭 JAZZ in FUCHU が今年も開催されます。

会場は府中駅・東府中駅・分倍河原駅・中河原駅周辺の市内23会場(予定)となっております。観覧は無料(カフェ会場ではオーダーが必要な場合があります)。詳しくは下記のHPをご覧ください。

文化の秋。ジャズに耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

けやき音楽祭2017 JAZZ in FUCHU HP:http://jazzinfuchu.net/


府中に息づくお店探訪 「小ますや」

府中駅南口は再開発により大型商業施設が立ち並ぶ。その一方で周辺には様々な商店街があり、そこには地域密着型のお店が数多く存在する。

また、大型商業施設の中にも昔ながらのお店が移転し経営を続けているものもある。

府中には地域に息づくお店たちが作り出す魅力やエネルギーで溢れている。

彼らは府中を盛り上げ、魅力あるまちを作る上で欠かすことのできない存在だ。

そんな素敵なお店を訪れ、働く方々から仕事への思い、府中への思いを聞いてきた。


素朴な味わいが人気「小ますや」(くるる出店者協議会)

今回紹介するのは京王線府中駅南口に直結した商業ビル「くるる」にお店を構える「小ますや」。

「小ますや」は素朴な味わいの稲荷寿司、海苔巻きなどが人気のお店。

インタビュー当日は店主である小林幸則さんがご不在であったため、共に働いていらっしゃるご姉妹の志摩昭子さん、庄司洋子さん、河合明美さんにお店の歴史やお仕事、まちとのつながりについてお話を聞かせていただいた。

(本記事は東京農工大学地域パートナーシップ論の受講学生さんのご協力のもと作成しています。)

 

創業者の母に由来した店名。小ますやの歴史

「小ますや」は1962年(昭和37年)に現在の店主である小林さんのお母様が創業。店名の由来や歴史について語ってくれた。

― 母の名前が「小林ます」だったので、ご近所の方がそこから名前を付けてくださいました。実は包装紙もその方が考えて下さったものを今でも使っています。くるるが建つ以前は同じ場所に店を構えていました。建設工事の間は高架下で数年営業をして、完成後にくるるに入店しました。

 

一番人気は詰め合わせセット

ご姉妹におすすめの商品を教えてもらった。

- 一番人気は、太巻き、海苔巻き、稲荷寿司の詰め合わせですね。また、おはぎも人気でよく売り切れます。店の味を気に入って下さる方が、リピーターとなって来ていただいています。

 

受け継がれる味と地域とのつながり

包装紙のお話からも伝わるように、初代店主のますさんは地域とのつながりをとても大切にされていたそうだ。

― お米は昔から府中の紅葉丘にあるお米屋さんから仕入れています。夏の商工まつりにも何度か出店したことがありますし、移転前は府中競馬場で働く方のために早く開店することもありました。これからも地域の方々とのつながりを大切にしていきたいです。

 

家族経営の団結力で

現在、小ますやに後継者はいない。それでもお三方は明るくこう語ってくれる。

― 今はサラリーマンの方がお弁当を買ってくださったり、学生さんがおはぎを買ってくださったり様々なお客様が来てくださいます。府中に里帰りした方が昔を懐かしんで買ってくださる方もいるので、元気に店を開けていきたいです。

小ますやはこれからも府中で愛され続けていく。

 

 ※取材は2017年7月に行われました。

【取材:東京農工大学2年 小林駿介、佐藤裕子、豊田琴美、西岡美都(五十音順)】


 

【プロフィール】

(左から)志摩昭子、庄司洋子、河合明美/小ますやの三姉妹。人気商品は太巻き、海苔巻き、稲荷の詰め合わせです。おすすめは全品です!

 

【店舗情報】

「小ますや」/くるる出店者協議会

所在地:府中市宮町1-50 くるる1F

電話/FAX:042-361-3213

年中無休

営業時間:平日9:00~19:00、土日8:00~19:00