2017年 11月

11/23府中よさこい・阿波踊り開催します!

本日(11/23)府中まちなかフェスタ「踊りの共演:府中よさこい・阿波踊り」、午前中雨が降っていますが、午後予定通り開催します!ただし、12時からの府中よさこいは開始時間が遅れる場合があります。予めご了承ください。


府中に息づくお店探訪 「きもの処吉田」

府中駅南口は再開発により大型商業施設が立ち並ぶ。その一方で周辺には様々な商店街があり、そこには地域密着型のお店が数多く存在する。

また、大型商業施設の中にも昔ながらのお店が移転し経営を続けているものもある。

府中には地域に息づくお店たちが作り出す魅力やエネルギーで溢れている。

彼らは府中を盛り上げ、魅力あるまちを作る上で欠かすことのできない存在だ。

そんな素敵なお店を訪れ、働く方々から仕事への思い、府中への思いを聞いてきた。


本物の”着物と帯”と出会える「きもの処 吉田」(フォーリステナント会)

今回紹介するのは京王線府中駅南口から徒歩1分、大型商業施設フォーリスの2階にお店を構える「きもの処 吉田」。

創業70年以上の歴史を持ち、職人の手で丁寧に染められ刺繍が施された‘本物の着物と帯’を扱う呉服店だ。

そんな「きもの処 吉田」の2代目店主である吉田定さんにお店の歴史やお仕事、まちとのつながりについてお話を聞かせていただいた。

(本記事は東京農工大学地域パートナーシップ論受講生のご協力のもと作成しています。)

 

創業73年。個人商店から商業ビルのテナントへ

創業当初は個人商店として複数のお店を多角的に経営していたと語る吉田さん。府中の駅前再開発事業の一環としてフォーリスが開業したのは1996年(平成8年)。同時に現在の場所に移転したという。

お店の創業から移転まで、その歴史と経緯についてお話していただいた。

―(吉田)

先代がお店を始めたのが1948年(昭和23年)ですから、創業70年以上になります。私で2代目です。当初は呉服以外に飲食店なども経営しており、全部で3店舗ありました。

フォーリスは元々、府中の街の将来像を考え、地元に昔からあった様々なお店が協力して作った施設です。うちはその計画に当初から関わっていて、フォーリスの完成と同時に入りました。その時に3店舗経営していたものを呉服店のみに絞りました。

 

本物に触れてほしい

吉田さんは‘本物’という言葉で、お店で取り扱う着物や帯へのこだわりを語ってくれた。

―(吉田)

最近ではインクジェットの安い着物や帯が多くなりました。ただ、うちでは職人さんが一枚一枚染め、刺繍を施した‘本物の着物と帯’を取り扱っています。

もちろんインクジェット生地と比べて値段は高くなりますが、その分良質で長持ちする本物の着物です。来てくださるお客様にはできるだけ良質なものに触れてほしいと思っています。

 

地元商店だからこそ府中らしさを

長年府中でお店を経営されてきた吉田さん。まちや市民とお仕事を通したふれあいについてお話してくださった。また、まちの変化についても感じることがあるようだ。

―(吉田)

府中は大國魂神社があるため、七五三、成人式、結婚式などの催し事で着物を着る機会が比較的多く、それで来店される方も多いですね。お店としては、地元の盛り上がりに少しでも貢献できればと、くらやみ祭り(毎年5月5日を中心に行われる大國魂神社の例大祭)や8月の商工まつり(ミス府中コンテストへの協賛)にも参加しています。

府中もだいぶ変わりました。昔は飲み屋さんなどが多く、地元のサラリーマンや競馬場に来る人で賑わっていて、駅前は毎日夜中までお祭りのようでした。今は再開発が進んだこともあってか、駅周りにはたくさんの商業施設ができて、綺麗なまちになった一方で、昔からの府中らしさが薄れてきていると感じることもあります。それでも我々のような地元に定着したお店がこれからも頑張って、府中らしさを出していけたらいいなと思います。

 

美しい着物をお客様に

最後に呉服店としてのやりがいやこれからについて伺った。

―(吉田)

まず着物というのはとても美しいもので、それを扱うことに喜びを感じます。また、生地を合わせ、仕立て、お客様に納めた時に喜んでくれる顔を見るのはとてもうれしいです。

先ほども述べましたが、最近はインクジェットの着物が多くなり、着物に対しての知識やこだわりというのは薄れつつあります。手軽さも大切ですが、着物というのは本来ならば財産の一つであり、人生の節目の時にきっちり着るものでもあってほしいです。

人生の節目というのは様々あると思いますので若い方にはぜひ、成人式や浴衣だけでなく、もっとご利用頂けたらいいなと思っています。

 

【取材:東京農工大学2年 勾坂光希、菅原衣織、廣山晃也、渡邊真由(五十音順)】


【プロフィール】

吉田 定/創業73年呉服店の2代目。職人の手で丁寧に創られた‘本物の着物や帯’を扱うことがこだわり。

 

【店舗情報】

きもの処 吉田/フォーリステナント会

HP:http://www.kimonodokoroyoshida.com/

所在地:府中市宮町1-41-1 フォーリス2階

電話番号:042-366-5298

定休日:フォーリス専門店街の定休日に準ずる

営業時間:10:00~20:00

 


府中まちなかフェスタ

11月18日(土)から26日(日)に、けやき並木通り周辺で、大規模商業施設などと連携し、地方や市内の特産品の販売や踊りの共演の他、”ふちゅこまーけっと”での竹あかり製作体験会などを行う府中まちなかフェスタを開催します。26日には府中マルシェinけやき並木、府中ラグビートークショーなどイベントが盛り沢山です。府中の”まちなか”をお楽しみください!