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サンジェルマン府中店(府中ワールドフェスティバル特集記事)

オレンジ色の店内には、ところ狭しとパンが並んでいる。種類はおよそ90種類。あんぱんやサンドイッチといった定番のものから、ピロシキ(ロシア料理)やポンデケージョ(ブラジル料理)といった、あまり他では見られないものまで様々だ。ここサンジェルマン府中店はフォーリス一階の入り口付近にある。ドアをくぐると、香ばしい香りが鼻をくすぐり、ついつい立ち寄ってしまう。

 

サンジェルマン、パリの景色

サンジェルマンはフランス語だ。名前の由来は、パリにある“サンジェルマン大通り”、またはそれが位置する“サンジェルマンデプレ” 地区。パンになじみが深いフランスの日常風景が思い浮かぶようにとの思いが込められているのだとか。サンジェルマン府中店には製パン室が併設されており、本場パリと同じく焼き立てのパンを楽しむことができる。

 

こだわりの『エクセルブラン』

イチオシは、独自にブレンドされた小麦粉を使用した、オリジナルの食パン『エクセルブラン』。フランスパンからヒントを得て砂糖を使わず水と塩だけでつくったエクセルブランは、フランスパンのように外はパリパリ、中はモチモチ。耳の食感を楽しんでもらうため、4枚切りが基本。噛みしめるとパンのいい香りと一緒に、サクサクと皮が砕ける小気味よい音が、耳を楽しませてくれる。もう一つ秘密が。身の部分をよく見ると、フランスパンのように気泡がたくさんある。このキメの粗さが身の詰まりすぎを防ぐおかげで、厚切りでもふっくらとした食感を楽しめるのだそう。ここだけの味、と胸を張るエクセルブラン。ここ府中店では「必ず」お店で焼くことにこだわっている。毎日6時間かけて、生地を捏ねるところから。おいしさの秘訣だ。

サンドイッチやブランドーナツなど、エクセルブランの生地を使った商品は食パンだけではない。今回インタビューに応じてくれた若林さんは、マヨナンロールをぜひ食べてほしいと話す。手のひらサイズのフランスパンにマヨネーズを絞ったシンプルなパンは、自慢の生地を味わうにはもってこいだ。

 

心配りの精神“タンドレス”

サンジェルマンの社訓はフランス語で心くばりの精神を表す“タンドレス”。インタビューでも「新鮮でおいしいパンを安心して召し上がっていただきたい」という想いを熱く語ってくれた。店内を見渡すと、店員の接客から内装、机の並び、細かいところにも目が行き届いている印象を受けた。若林さんは今でも「“おいしそう!” と思っていただけるようなパンの見せ方」を研究しているそうだ。

エクセルブランのトーストを、店内のイートインコーナーで食べることができる。シンプルなバターとジャムが最高においしい。パンに合う少し苦めのコーヒーと一緒にいかがだろう。

 

【インタビュー・文】 岩崎 弘治(東京外国語大学アフリカ地域専攻2年)


SAINT-GERMAIN サンジェルマン 府中店

DATA

〒183-0023

東京都府中市宮町1-41-1 フォーリス1F

TEL : 042-306-8033

営業時間:10:00 ~ 20:00

定休日:不定休(フォーリスに準ずる)