3月3日~7日、府中駅・府中本町駅周辺の飲食店で「むさし府中まちバル」を開催いたしました!
特設ブース設置
次回の開催は決まり次第お知らせいたします。またお会いしましょう!!
主催:府中市、まちづくり府中
後援:むさし府中商工会議所、府中観光協会
次回の開催は決まり次第お知らせいたします。またお会いしましょう!!
主催:府中市、まちづくり府中
後援:むさし府中商工会議所、府中観光協会
一般社団法人まちづくり府中では、府中市を象徴するけやき並木通りの継続的なにぎわい及び、まちを訪れた方々がまちなかで心地よく過ごせる場を創出するため、府中駅前のけやき並木通りにおいて日曜日の車両交通規制の時間帯を活用し、車道にテーブル・イスを配置する取り組みである「府中ストリートテラスinけやき並木通り」を実施しています。
多くの方がより楽しく、より心地よく利用していただけるよう、けやき並木通りでキッチンカーの出店も行っています。
今月のストリートテラスの空間づくりにご協力いただけるキッチンカー事業者/移動販売事業者さんです。
①令和6年3月10日(日)
・CREPE324:クレープなど
・ダイニングいつつ:からあげなど
②令和6年3月17日(日)
・ダイニングいつつ:からあげなど
・カッパドキアドネルケバブ:ケバブサンドなど
・手網焙煎 珈琲焙煎舎×Coffee 豆貞:ホットコーヒーなど
一般社団法人まちづくり府中
〒183-0022 東京都府中市宮西町2-8-3 野口ビル2階
TEL : 042-370-1960(平日 9:00〜17:30)
FAX : 042-370-1785
E-mail: machidukurifuchu@gmail.com
皆さんが普段何気なく手にしているコーヒーやチョコレート…
それらの生産者を思い浮かべたことはありますか?
“フェアトレード”とは、直訳すると「公正な取引」のこと。生産者に対し正当な対価を支払い、
より良い労働環境、ひいては地域社会の向上を支援する取り組みです。
本校は、“フェアトレードを通して人と街をつなげる”探究活動を行っています。
そしてこの度、フェアトレードの輪を府中市の皆さんに広げるべく、出展&販売イベントを開催いたします!!
日時:2024年3月17日(日) 13:00~17:00
場所:府中駅前けやき並木通り
出展団体:明星大学/東京農工大学/CAFE BOND/café Slow/タイストア/アサンテ/rose hips お花教室
主催:明星高等学校
後援:府中市
・明星高校生が考案した「フェアトレードを知ってもらう体験型アミューズメント」の展示
・明星高校×東京農工大学で共同開発した「フェアトレードアイス」の販売
・府中市内にあるフェアトレード商品を取り扱う飲食店による出店販売(コーヒー・チョコレート・工芸品など)
・その他出展団体によるワークショップ
私たちは、この活動を通して、“府中市をフェアトレードシティに認定”することを掲げています。
このイベントが、フェアトレードを通して“人”と“街”をつなげる第一歩となりますので、ぜひお立ち寄りください!
shinya.takeyama@stf.meisei.ac.jp
(武山新也 明星高等学校教諭)
「ル・シーニュ」の4階には、大人から子どもまであらゆる世代の人々が、日々の楽しみを見つけることのできる場所、「宮地楽器MUSIC JOY府中」があります。ここでは、ピアノやギターといった楽器をはじめ、そろばんや習字、ダンス、プログラミングなど、様々なジャンルの習い事に挑戦することができます。本日は、音楽教室課の中條里美(ちゅうじょうさとみ)様にお話を伺いました。
宮地楽器の歴史の始まりは、1917年、材木商人であった先代の宮地社長が、材木を使ってバイオリンの弓を製造し始めたことをきっかけに、楽器業界に参入したことです。その後、1957年に株式会社宮地商会が設立され、1969年から音楽教室事業が始まりました。以降は続々と店舗を展開し、東京都内に40教室を構えるとともに、神田や立川、武蔵小金井では楽器店としての営業を行っています。当教室には、1歳から80歳台まで幅広い年代の生徒様が通っていらっしゃいます。
宮地楽器の大きな強みとしては、事業展開が幅広く、単なる楽器店に留まらないサービスを提供していることが挙げられます。その1つが防音工事です。例えば、マンションにお住まいの方にとっては足音や騒音など、楽器に限らない音のお悩みを持たれる方が増えてきていると思うのですが、そういった問題を解決するお手伝いをさせていただく部署として、防音工事部というものがあります。音楽教室に関しては、宮地楽器は多摩地区最大の楽器店であるため、地域の方々に密着した教室運営を行いつつ、通っている生徒様に教室を跨いで複数のレッスンをご受講いただけることも魅力の1つです。また、楽器店として、YAMAHAをメインに、楽器はもちろんアンプやエフェクターといった音楽機材など、プロのアーティストの方にも信頼をいただけるような充実したラインナップを揃えています。
まちとの関わりの一つとして、府中駅前の商業施設「くるる」の2階にストリートピアノを設置し、調律・メンテナンスを担当しています。そのピアノを活用し、吹き抜けの空間を生かしたフルートやサックスとのセッション、季節ならではのクリスマスコンサートなどといったイベントも定期的に企画しています。また、例年11月頃に開催される「JAZZ in FUCHU」という、府中市を挙げた音楽イベントでは、PAの調整やステージの管理を行っています。毎年大人気のイベントで、300団体ほどの参加申込があり、リピーターとして聴きに来てくださるお客様も多くいらっしゃいます。昨年は、当イベントの開催に合わせて、「ル・シーニュ」2階で楽器体験イベントを行いましたが、そちらも入場制限が必要になるくらいの大盛況でした。音楽を愛する人々の多さを体感でき、非常に充実した気持ちになるシーズンです。
宮地楽器に勤めて思うことは、音楽がいかに人と人を結びつける存在であるかということです。先生方と日頃からお話をしたり、イベントを企画させていただいたり、あるいは生徒様と楽器購入のご相談を進めたりなど、音楽に携わる仕事には丁寧なコミュニケーションが必要不可欠です。先生方・生徒様・我々の3者で連携を取りながらサポートさせていただく際に、そういったことを強く感じます。また、コンサートや発表会の折に外部から来てくださったお客様とお話をしていく中で、新たに宮地楽器に接点を持ってくださる方々が増えていく経験を通して、音楽を介した人と人の輪の繋がり・広がりのようなものを日々実感しています。
音楽は、自分自身のタイミングに合わせて、いつ始めてもいつ辞めてもいい習い事です。ただ、音楽によって心が豊かになる、人生によい変化がもたらされると思っています。スタートに際して何かネックになることがあれば、私たちが全力でサポートさせていただきます。生徒様1人ひとりに合わせて、多様なレッスンがございます。この記事を読んで少しでも「音楽を始めてみたいな」と思われた方は、無料体験もできますので、ぜひ1度ご相談ください。
<筆者コメント>
筆者自身も4歳からピアノを習っていて、音楽が自身にとって切り離せない存在であると考えていることから、中條様の「音楽は心を豊かにし、人生によい影響をもたらす」というメッセージに感銘を受けました。音楽に限らず、どのようなジャンルでも一生懸命打ち込める物事があると、生活に彩りが生まれ、毎日を前向きに過ごすことができると確信しています。「宮地楽器 MUSIC JOY府中」を訪れて、あなたも新たな趣味の扉を開けてみませんか。
(文:山口 紗和 東京外国語大学学生)
(写真:村元義樹 東京農工大学学生)
「今日のご飯どうする?」「ふたごやに行こう!」
日常会話の中で名前が挙がるお店が目標なんです_昨年10月ミッテン府中に2店舗同時オープンを果たしたFTGフーズ営業本部長・小林岳人さんが真っすぐな眼差しで語ります。今回はミッテン府中9階フードコートに店舗を構えるFTGフーズ管轄の焼肉丼の店「ふたごや」とその系列店の韓国料理屋「オカンオトン」に取材を行い、お店のこだわりや拠点として府中を選んだ理由についてお話を伺いました。
府中は自然や歴史のイメージが先行する一方で、多くの企業が拠点を持つ地域でもあります。中でも特徴的な点は企業の拠点と市民の方々の居住区域がかなり近いということです。良い意味でコンパクトな街ですよね。商業施設が駅前に集中的に建設されている都市はあまり例を見ないので、この場所で新しい事業に挑戦してみたいという思いが強くありオープンするに至りました。
実は前々より試してみたいブランドが2つありました。それが今の「ふたごや」と「オカンオトン」です。どちらを先行して出店するかという話をしている中で、縁あってちょうど2つのブランドを同時に出店できる物件に出会えたんです。元々「大阪焼肉・ホルモン ふたご」という焼肉屋を生業としていたものですから、肉のプロとして焼肉屋以外のフィールドでどう戦っていくかを考えた時、フードコートという場所に大きな可能性を感じました。また、FTGフーズ、そしてその親会社FTGカンパニーは在日三世の韓国人の双子の兄弟が設立した会社です。一般的な韓国料理だけではなく、彼らが幼少期に食べていた韓国の家庭料理を商品化したら展開したら面白いのではないか、という思いから「オカンオトン」のオープンが実現しました。
「ふたごや」の大阪焼肉は、大阪のコリアン街・鶴橋に根付いた焼肉文化を基にした甘辛くコテコテの味が特徴の焼肉です。仕入れから加工まで我が社で行うため肉のプロとしてその品質を保証できますし、さらに、独自に開発した秘伝のタレで仕込んだ「ふたごや」の味には確かな自信があります。
正直なところ、フードコートに訪れるお客様のお店に対する期待値は路面型の飲食店と比較して若干期待値が下がるのではないかと推測しています。しかしその中で「本物」の味を提供することこそが我々の目標です。関東では焼肉はご褒美という認識がある一方で、関西では焼肉を日常の食事として捉える傾向が強くあります。日常に寄り添う食文化の一つでありながら本物の味を楽しむことができる、お客様にはそのギャップを体感して欲しいと思っています。
実は「オカンオトン」というお店の名前にもこだわりがあるんですよ。こちらで提供している食事は、社長と副社長が幼い頃に食べていた韓国の家庭料理を基に考案されています。彼らが大阪出身で両親のことを「オカン」「オトン」と呼んでいたこと、韓国の「カン」と韓国の代表的な食文化である豚の「トン」、さらにそこにハングルを組み合わせて「오カン어トン(オカンオトン)」というブランド名になりました。
「ふたごや」で是非注文してほしいのが「ふたごや名物かるび飯」です。銀のお皿にご飯が盛られ、その上にキャベツとカルビ、さらに上から2種類のマヨネーズがかけられたものですが、並で総重量500g、得盛で850gとかなり満足度の高いメニューです。並が850円と食べやすい価格設定となっておりますので、この機会にご賞味ください。
韓国料理と言えばビビンパが有名ですが、我々がおすすめしたいのは「オカンのヌルンバ」というメニューです。お釜で炊いたご飯のおこげに出汁を入れてほぐしたものを韓国語でヌルンバと呼びます。ヌルンバをお食事いただく際には、まず最初にふたを開けると湯気の先に見えるご飯の見栄え、卵を潰しながら混ぜた時に立ち上がる香ばしい香り、そして最後に出汁を入れて柔らかくなったおこげ、というたくさんのワクワクを味わうことができます。まだ食べたことのない方は是非このワクワクを体験しに来てください。
府中は企業の拠点と市民の居住区域が非常に近い活気のある街です。地域に根付き、長く愛され続けられるようなお店にしたいと強く思っています。お客様との交流にも非常に重きを置いていますので、メニューのリクエストやその他ご意見等ありましたら教えていただけると幸いです。
(文:堀 詩 東京外国語大学学生)
(写真:本間美実子 東京農工大学学生)
市内を活動拠点とするラグビートップチーム、東芝ブレイブルーパス東京と東京サントリーサンゴリアス両チームのオフィシャルカメラマンとの協働による写真展を行っています。
ぜひ、現在販売中のオリジナルラテとともにお楽しみください。
ラグビートップチームコラボカフェラテ販売中!
カフェラテ:各715円(税込)
ケーキセット:各1210円(税込)
令和6年1月5日(金)~2月28日(水)
183 FUCHU FAN ZONE(府中駅北口改札前にあります)
府中市観光プロモーション課(TEL 042-335-4095)
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/kanko/183/183rugbyphotoexhibition.html
今回取材したのは、ぷらりと京王府中の1階にお店を構える洋食店の「盛よし by onion」さんです。「盛よし」は、松本市では知らない人はいないとまで言われるほど地元で愛されている洋食屋店で、2023年末に2号店が新しく府中にオープンしました。
お店の立ち上げや経緯についてをマネージャーの淺川和也さんに。お店の魅力やこれからについてを小学生の頃から松本の本店に足しげく通い府中の店舗の立ち上げにも関わった井口あずささんと、キッチンで腕を振るう餘田宗彦さん、店長の秋田学さんに伺いました。
(マネージャーの淺川和也さん)
この「盛よし」というお店は、元々長野県の松本市というところで40年ほど前から営業していた洋食店になります。その洋食店が、2023年3月に元々のオーナーの体調が悪くなったことと、跡を継いだ娘さんが急に倒れたことで閉店しました。それから半年ほどたったところで私たちオニオン新聞社という会社が事業を継承し、8月から店舗を再開させました。その後、ここ府中に2023年12月に2号店をオープンさせました。
店名の「盛よし」は、創業者の名前が須澤盛義(もりよし)さんだったことと、学生さんや若者の人たちにお腹いっぱい食べてほしいということで、「盛りが良い」というところを掛けて付けられたと言います。
その後ろにつく「by onion」の部分ですが、ひとつは弊社がオニオン新聞社という名前であること、もうひとつは創業者の後を継いだ娘さんの「店を受け継いだら店名をoignon(フランス語でオニオン)に変えたい」という思いも一緒に合わせてつけさせていただいています。
「民芸」は、松本の方の店舗で松本民芸家具という松本で何百年も作り続けられている家具を店内に使っているのが名前の由来です。
2号店を府中に出した理由として、まず1つは街の雰囲気が似ていることが挙げられます。松本は府中程大きい町ではないのですが、若い人から高齢者の方々まで安心して住めるようなまちづくりをしている点がちょっと似ていると感じます。あとは、自然が豊富にあったりだとか、多摩川の水系から恵みを得ていたりだとか、住んでいらっしゃる方の人柄が、松本と似ているんじゃないかなと思いますね。
このお店のアピールポイントとしては、昔から愛されている昔ながらの洋食が楽しめるというところですね。ソースであったりだとか、コロッケの具材であったりだとか、そういうものを松本でしっかり修行をした人たちがこっちへ持ってきて、しっかり同じ味を再現しています。また、若い方やたくさん食べる方々に向けて、量が多くて盛りがいいところもポイントです。
(大の「盛よし」ファンだったと語る井口あずささん)
私が1番好きなのはポタージュです。小学生の時に初めて「盛よし」のポタージュを飲んでから、ずっと常連として通っていました。松本の店舗には長年の味を守り抜いてきたシェフたちがいて、味を守ることをすごく大事にしてるので、そこが盛よしの魅力かなと思います。
私は元々小学校2年生頃から「盛よし」に通っていて、松本のお店がオープンするときにアルバイトでお店に入り、10月頃に社員になりました。 そのため、松本のお店のオープンにも、府中のお店のオープンにも関わっています。
府中に2号店を出すときは、お年寄りの方が多くいらっしゃったり、 まちの人たちが優しかったり、まちなみ等は松本に近い部分があったのですが、0から全てを作らなければいけなかったので、本当に大変でした。松本のお店が復活する時も大変といえば大変だったのですが、元々基盤ができてる状態とはすごく差がありました。
大変な思いをして作った府中店なので、ぜひ多くの人に良さを知ってもらえるように、松本で守り抜かれた「盛よし」こだわりの味を府中の2号店でも貫いていきたいです。
(キッチン担当の餘田宗彦さん)
このお店の魅力といえば、個人的な感想ですけど、やっぱりカニコロッケがうまいです。カニ自体のおいしさもそうですし、クリームを噛んだ時のあのとろける食感が魅力ではありますね。仕込みも大変なんですが、唯一無二の味になっていると思います。
料理自体が昔ながらの洋食なので、いわゆる普通の洋食とはちょっと違った部分もあります。例えば盛よしのハンバーグはやや薄めでパン粉の量がちょっと多めなので、まわりはカリっと中はジューシーな仕上がりになっています。
他には、ヒレカツにも特徴があります。棒の状態から手切りしたジューシーなカツに、信州味噌を使ったソースをかけています。麹味噌なのでちょっとさっぱりしつつ、味噌の濃厚な味や渋みもちゃんと味わえるようなメニューになっています。
府中で「盛よし」の味を皆さんに知っていただいて、この味が気に入っていただけたら週に1度でも足を運んでいただいて。あわよくば松本の本店の方にも足を運んでいただけるような、そんな店作りをしたいですね。
(受け継がれた味を守るキッチンの様子)
(店長の秋田学さん)
自分が目指したいお店という意味では、おいしさはもちろんのこと、やっぱり来られたお客様みんなに笑顔で帰ってもらいたいというのがあります。
アットホームな雰囲気で、嫌なことがあってもここに来れば笑顔で帰れるというお店を目指していきたいと思っています。笑顔で帰ってもらえるような常連さんをこれからどんどん作って、新規のお客さんにもやっぱり笑顔で帰ってもらえるようなお店にしたいというのが1番ですね。
松本で洋食店と言ったら「盛よし」なんです。ですので、府中の方々にとってもシンボルのようなお店になれたらなと思っています。
オニオン(たまねぎ)って輪なんですよね。このお店に人が集まることで、輪の中心になって、和を作っていって、この府中の町が少しでも盛り上がるお手伝いができたらいいなと思います。
皆さんのお話の節々から、「盛よし」というお店にかける愛情の深さが伝わってきました。
長年味を守り続けるということが、責任が重くとても大変なことだということも伝わってきました。
これから府中でも、守り続けた味で多くの人に愛されるお店になっていってほしいです。
お話を聞かせていただきありがとうございました!
(文:野崎夏帆 東京農工大学学生)
(写真:山口紗和 東京外国語大学学生)
府中駅から直結の施設「くるる」に入ると、服屋や新しい飲食店まで様々な要素がつまった独特の雰囲気が出迎えます。そんなくるるの1階に、昨年(2023年)の11月に新しくネイルサロンが開かれました。自宅サロンから店舗へと移転したFree nailのオーナー森川さんはネイルに対して、府中に対してどのような思いを抱かれているのでしょうか。お話を伺いました。
会社員の仕事をしながら歌舞伎町のネイルサロンで働いたのが、初めてのネイルサロンでの仕事だという森川さん。学生のときは商業科の学校に通い卒業後は会社員として就職、すぐにネイルの学校に通っていたわけではなかったといいます。
『学生のときからネイルに興味があり趣味でやっていましたが、社会人になってからスクールに通い本格的に始めました。私自身が深爪に悩んでいるときにネイルサロンで直してもらった経験があって、いつかは仕事としてやりたいと思っていました。』
正社員として働く側ら歌舞伎町で夜営業のネイルサロンで働いた後、結婚を機に憧れのネイリストに絞り経験を積んだそうです。その後出産を機に子育てしながらもネイルの仕事を続けたいと思いご実家のある府中に引っ越し、伊勢丹府中(現: Mitten)のサロンで働き始めます。その後 2017年に独立し、府中の自宅でネイルサロンをオープンされました。
女性としてライフイベントや生活の変化がある中、ネイリストとしての働き方も変化している森川さん。「Free nail」というお店の名前はネイルの学校に通う前から掲げている言葉で、「フリースタイルで(型にはまらず)、ずっとネイルと向き合いたい」という意味が込められているといいます。
『自分の好きなペースでネイルと向き合うという、私の働き方としてのフリーというだけではなく、お客さまのネイルのあり方としての意味も含まれています。一人一人の生活スタイルに合わせたネイルを提供していきたいです。』
自宅サロンの時はコロナ禍でもネイルを楽しんでもらえるよう出張したり、子連れでネイルを楽しめるようになど、サロンを行う上でもさまざまな工夫をしていたようです。自身にとってもお客さんにとっても、生活のスタイルに合わせながら自由にネイルを楽しむという意味が店名の背景にありました。
2017年から自宅サロンを始めて約6年目、昨年の11月にくるる内に店舗を開かれた森川さん。自宅サロンをされていたときは日曜・祝日開けることができず、また駅から離れたところにあったため、電車をご利用のお客様が雨天や暑い中徒歩で来て下さる時は心苦しかったといいます。
『私がネイルをやってるからお客さまが来るではなく、お客様の生活の中にネイルがあります。私の子育て中でご不便をおかけしても支えて下さった常連様や新しく出会うお客様のペースに合わせられるようでいきたい』
これからのお店の在り方について尋ねると、ゆったりとしたくるるのように、一人一人のお客さんに寄り添ったサロンにしていきたいとのこと。
『これからは、後継者を育てたいです。私が体調を崩したりしてもお客さまがちゃんとネイルを楽しめるように。今まではひとりでサロンをしていましたが、チーム体制でお客様を大事にし、どんなお客さまも利用しやすいネイルサロンになればいいなと思います。』
府中が出身の森川さんは、学生時代には旧伊勢丹府中店やくるるでアルバイトをしたことがあり、その経験が、今回くるるへの出店を選んだ理由のひとつだといいます。また、府中に対しての印象についてこう語ります。
『府中は「小さな国」のようです。駅周りで基本的に何でも揃ったり、飲食店も豊富だったり。ずっとここで暮らしていて外に出ていない人も多くて、私のように就職して出ていった人も子育てする時期戻ってきたり。』
そんな森川さんは、2017年・2018年に小学生対象の「おしごとなりきり道場」に参加するなど、府中でのイベント等にも参加してきました。ネイルサロンとして府中と関わりをもったきっかけは、自宅サロンを立ち上げる際に商工会議所の創業塾に参加したことでした。さらに、くるるで店を持つ前には大國魂神社前にあったチャレンジショップ「ふちゅこまーけっと」で一時的に駅前に店舗を開き、ネイルサロンを開く練習にもなったといいます。
『これからも府中に関わっていきたいです。家族で町内会のイベントに参加したり、近所のコミュニニティーに参加してお友達をたくさん作りたいです。挨拶できる仲間が多い分楽しい事も悲しい事も分け合えると思っているので、今後も市の活動には積極的に参加していきたいと思っています。』
取材の後、ネイルのケアをしていただきました。きれいになった手元が目に入ると、思わず笑みがこぼれてしまいます。
15年続けるネイルに対する熱と、お客さまに対する温かい思いに溢れた森川さん。
現在は性別に関係なく一人一人がそれぞれの目的で楽しんでいるネイル。お話も楽しめるネイルサロンに一度訪れてみてはいかがでしょうか。
Free nailホームページはこちら↓
https://www.freenail-japan.com/
(文:梅本杏月 東京農工大学学生)
(写真:森田大輝 東京外国語大学学生)
2024年2月1日以降、「府中駅前公共空間活用事業」の実施に伴い、府中市後援事業でけやき並木通り・府中スカイナードを使用する際には、使用日時、場所の重複を防ぐために事前にまちづくり府中へ使用確認書をご提出いただくこととなりました。道路使用の手続きにおいて、この使用確認書を使用します。
市後援事業の実施を検討されている方は、下記手続きフローのとおり、事業検討段階で①事前相談をまちづくり府中にしてください。
府中フォーリス1階、フードコートの奥へと進むと、味わいのある書体で書かれた「つばめ」の文字が見えてきます。
今回取材をさせていただいたのはこちらでラーメン専門店を営む「つばめ」さんです。7年前にオープンしたこちらのお店は、実は、府中で40年以上続く人気店「らいおん」ラーメンの姉妹店でもあります。
取材では、オーナーの小倉さんにお話を伺いました。ラーメン屋オープンに至った経緯や、他店舗とは異なる「つばめ」ラーメンならではの特徴についてなど、盛りだくさんでお送りしていきます。
当店の看板メニューはやはり、「つばめラーメン」。醤油・味噌・ゆず塩の3種類を用意しており、特徴はなんと言っても、上に載せる白髪ネギです。胡椒とごま油で和えてたっぷりトッピングしています。
僕はくるるの1階に店を構える「らいおん」の店主でもあるのですが、豚で出汁をとる向こうのラーメンとは違って、「つばめ」ではあっさりとした鶏ベースのスープを使っています。これは、幅広い年代の方にご来店いただいている「らいおん」に対して、ご年配の方が多く訪れるこのお店では、お年寄りの方でも食べやすい味を提供したい、と思って変えています。
ラーメンに関しては、普段からよく他の店を食べ歩いて研究しています。僕は食べることが好きで、いろいろな所に行っては味を覚えて帰るんです。つい昨日も1泊2日の旅でラーメン屋を4軒食べ歩いてきました。(笑)
高校生くらいの頃から、とにかく独立したいという気持ちが強くて、いつか何かを、と思ってました。サラリーマンも経験しましたが、27歳の時に周囲の反対を押し切って辞め、最初のお店をオープンしました。やっぱり自分で考えて作ったもので勝負したい、という思いが強かったんですよね。
最初は「ラーメン屋なら自分でもできるだろう」という安易な気持ちで始めましたが、その代わりオープン後はしょっちゅういろんなところを食べ歩きして研究してました。今でも研究は続けています。
元々ラーメンが大好きでもっと極めたかったのと、当時は中華料理屋はあってもラーメン“専門店“は少なかったため、新しくやってみたかったというのがきっかけです。
また、ラーメンは子供からお年寄りまで食べられる上に、時間を問わず夕方でも夜中でも食べたいと思える料理ですので、多くの人に幅広く食べてもらえるのがいいなと思いました。
店名ですが、お客さんから身近に感じてもらうために、動物の名前にしたいなと思って決めました。また、難しい漢字で書くのではなく、ひらがなにしたのもこだわりです。
お店の前を家族連れが歩く時に、子供でも読めて言葉に出せる、そんな親しみやすいお店にしたかったんです。
中でも「つばめ」という名前をつけたのは、偶然自宅につばめが巣を作っていたことがきっかけです。可愛いし、巣を作って子供がたくさんいるつばめからは家族を連想できて暖かくなりますからね。縁起が良いなと思って命名しました。
お客さんがスープを飲み干して空になった器を見た時は「美味しいと思って飲み切ってくれたんだな」と、すごく嬉しくなります。日々いい味が出ているかチェックするためにも、スープの残り具合はいつも見てしまいますね。
また、実際に「おいしかった!」と声をかけてくださる方もいるんですが、そういう時は本当に励みになります。
お店を続ける上では、大変な時期もありました。やはりコロナ期間は耐えるしかなかったですね。物価上昇に伴って仕入れの値段もどんどん上がるし、苦労はあります。
特にラーメン屋は入れ替わりが激しい業界なので、新しいお店が10軒できたら、他の10軒が潰れると言われているんです。
テレビで話題になったり、すごく人気だったお店でも今なくなっているところは結構ありますから…でも、それは嫌じゃないですか。
お店を続けていくには、僕は“持続“が一番だと思っています。今も昔も変わらず、独自性で押し出していく。簡単じゃないけど、山があったり谷があったりしながらも乗り越えて、お店をこれからも続けて行きたいですね。
筆者コメント
取材後は実際につばめラーメンをいただきました。白髪ネギが載っているラーメンは初めてで、ネギの香りとシャキシャキの食感を楽しみながらいただきました!スープは小倉さんがおっしゃっていた通り、あっさりしたテイストで、こってりした味が苦手な私でも食べやすく、箸が進みました。ごちそうさまでした!
これからも幅広い世代に愛されるラーメンを提供し続けてくれると思います。記事を読んでくださった皆さんも、小倉さんのこだわりが詰まった「つばめ」の味をぜひ食べにきてみてくださいね。
「つばめ」フォーリス店・「らいおん」くるる店のinstegarmアカウントはこちら
https://www.instagram.com/lion.ramen.tokyo?igsh=MTMydzZndnRqcnNueA==
(文:宇田川あみ 東京外国語大学卒業生)
(写真:内野僚太 東京農工大学大学院修士2年)