お店&施設情報
府中に息づくお店探訪「リフォームプライス府中店」

─ 暮らしの「今」と「これから」を描く場所 ─
府中駅南口直結の商業施設「くるる」2階にあるリフォームプライス府中店は、買い物や食事のついでに立ち寄れる立地にあり、明るく開かれたショールームに入ると、整然と並ぶキッチンやリビングの展示が迎えてくれます。単なる設備の展示ではなく、実際の暮らしを想像できる空間づくりが特徴です。リフォームというと専門的で難しく感じる人も多いですが、ここでは「見て触れて感じること」から始められる工夫がされています。訪れる人は「もしここに住んだら」と想像を膨らませ、自然と暮らしの未来を思い描けるようになります。

形ではなく、暮らしを提案する
「リフォームはその後の暮らしをどう豊かにするかが大切」と語るのは、店長の石川大弥さん。以前、あるおばあさまの「白い壁を立てたい」という要望に対し「クレヨンで落書きできる壁にしませんか?」と提案し、孫が遊びに来る回数が増えたという、創業のきっかけとなったエピソードを聞いたからとのこと。
より楽しめる日々が続くよう、小さな工事でも「暮らしの始まり」と考え、石川さんは「依頼をそのまま実行するのではなく、その後の生活を豊かにする提案が大切」と強調します。

気軽に立ち寄れる相談の場として
「買い物やランチの帰りに立ち寄ってほしい」と石川さんは話します。従来の路面店とは違い、府中店は生活動線の中にあります。特別な目的がなくてもショールームを歩きながら「このキッチンいいな」「このリビング素敵だな」と感じることが、暮らしを見直すきっかけになります。リフォームを「特別な出来事」ではなく「日常の延長」として体感できることが、この店舗ならではの価値です。
施工完了は、暮らしの始まり
リフォームの流れは、相談、現地調査、プラン提案と契約、打ち合わせ、工事、完了確認、アフターサービスという手順で進みます。特徴的なのは「工事完了がゴールではない」という考え方です。「リフォームはその先の日常のためにある」。壁紙の張り替えのような小さな工事でも、暮らしのリズムは変わります。工事後も継続的にフォローすることで「困ったときにまた頼める」という安心感が生まれます。

仕切ってもつながる設計
3人兄弟のいる家庭から「2部屋を3部屋にしたい」との依頼がありました。成長に伴う必要性ですが、子どもたちは一緒に遊びたい年齢でもあります。そこで石川さんが提案したのは「扉で仕切る」設計でした。閉めれば個室、開ければ大きな一部屋。完成後は扉を開けたまま兄弟が一緒に遊んでいるといいます。分けながらもつながりを保つ工夫が、暮らしに柔軟性をもたらしています。
地域との関係性を重視
施工範囲を「30分以内」に限定している点も特徴です。「施工後のフォローや追加要望にすぐ対応できる距離であることが重要」と石川さんは説明します。本来遠方でも対応可能ですが、暮らしを支えるには迅速さが欠かせません。府中は持ち家世帯が多く、長く住む人が多い地域であるため「困ったときにすぐ頼れる」存在であることが安心につながっています。

“まず府中店へ”と思われる存在に
「府中で“リフォームの相談ならここ”と思ってもらえる場所にしたい」と石川さんは語ります。駅直結の立地を生かし、ショールームには実際に触れて比べられる設備が揃っています。設計士や施工管理技士、インテリアコーディネーターなどの専門スタッフも在籍しており、相談から施工まで一貫対応できる体制が整っています。単なる展示ではなく「まずここへ行ってみよう」と思える拠点を目指しています。

取材あとがき
「クレヨンで描ける壁」「扉で仕切る部屋」といった事例には、暮らしに寄り添う発想が表れていました。リフォームを“終わりではなく始まり”と捉える視点も印象的です。家を変えることは暮らしを更新すること。生活の中の不便や希望を拾い上げ形にしていく営みが、地域の暮らしを長く支えていきます。暮らしの中心に関わる仕事だからこそ、府中に根ざした拠点の存在意義は大きいといえます。
店舗情報
REFORM PRICE(リフォームプライス)府中店
営業時間:10:00〜20:00
定休日:施設休館日に準ずる
住所:〒183-0023 府中市宮町1丁目50 くるる2F
文:吉澤 創(東京外国語大学)
写真:本間 美実子(東京農工大学)
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