2019年 7月

【まちゼミ特集】府中に息づくお店探訪「府中の音楽教室 カナデラボ」

このコラムは「第2回むさし府中まちゼミ」の講座と講師となる店主への取材を通して、府中に息づくお店を紹介します。取材を行ったのは、東京農工大学のまちづくりを研究するサークル「まちけん」の学生達。若者の視点で府中のまちなかが見えてきます。
※この記事は2019年7月の取材に基づき作成されました。
この回の記事の作成者
東京農工大学1年 安達 侑里


府中で人の繋がりをつくる音楽教室

「音楽でしかできない繋がりを府中で作れたらなと思ってやっています。」と講師の藤木エイジさんが説明するのは「府中の音楽教室 カナデラボ」だ。このカナデラボは、府中駅からけやき並木を北に行った先、都立農業高校の真向かいの建物にある。ギターや講師が自分たちで作ったという木の机などに囲まれた温かい雰囲気の教室で、ギター・ベース・ウクレレコースとボーカルコースを学ぶことができる。

 

カナデラボの「むさし府中まちゼミ」には親子や主婦の方などが参加していた。教室に入ってきたお客さんは「こんなところがあったのですね!」と驚かれていた。今回取材したカナデラボのまちゼミ講座のタイトルは、講師の藤木さんによる「初心者でもすぐ弾けるギター講座」。「今日はギターにちょっと触ってみて、音楽やってみたいなということを掻き立てられるようなことをしたいなと思っています。」という言葉からまちゼミが始まった。

 

 

ギターを触ることが初めての参加者がほとんどの中、まずは「ギターをどちら向きに持つのか?」「どんな音がなるのか?」など丁寧な説明から始める藤木さん。みんなで同時に鳴らしてみたり、藤木さんに質問したり、みんなでおしゃべりしたり、和気あいあいとした雰囲気で講座は進み、最後には、みんなでバースデーソングを演奏しきった。

 

 

 

講座の後、ちょっとしたお話会になった。参加した小学校6年生の女の子は、テイラー・スウィフトが出ているテレビを見て、かっこいいと思い、ギターに興味をもっていたそうだ。そんな中、小学校で配られたまちゼミのチラシを見て、参加したのだという。講座を終えて、「楽しかった!これからもギターをやりたい。」と笑顔で話してくれた。

 

 

講師の藤木エイジさんへのインタビュー

―“カナデラボ”という名前にはどのような想いが込められているのでしょうか?

カナデラボは一緒にやっているボーカルの泉先生と一緒に考えるなかで、音楽教室っぽい名前はやめておこうという話になりました。なぜかと言うと、堅苦しいというのもあるし、習い事だけの付加価値っていうことに終始したくなかったからです。ここを立ち上げた一つの趣旨としては地元に根付いて、且つ、音楽教室が地元の人の横の繋がりを作るハブになるところまでを見据えたい、という想いがありました。
生徒さん同士でもお互いに交流を深める中で、意見交換したり探りあったりする、ラボ、つまり研究室みたいなことができると良いのではないかと考え、「カナデラボ」という名前にしました。

 

―どうして府中でカナデラボを始めたのですか?

府中という土地がいろんな意味でちょっと興味深かったというのがあります。府中には地元に根付いている色んなカルチャーがあります。その中でも特に面白いのは、音楽がつくりだす価値に焦点を当てることが出来る市民性です。僕が熱い想いでやれば理解が得られる土地かなと思ったことが府中で店を始めた理由です。さらに僕の場合、都心部だったらどこに住もうが、そんなに住んでいる場所を自分の地元としてイメージすることが無いのですが、府中だと自分の地元という感覚を持って住めるので、府中に住んでいるということ自体が自分にとっての価値になっています。

 

―まちゼミをやった感想を教えてください。

初めてのまちゼミなので、これでいいのかというところもあります。実際、ギターの講座なので伝える情報量が多いです。ちょっと限界はあるかなと思うのですが、時間の許す限りもっと皆さんの交流の時間をとれればよかったなと思います。
楽器を好きになりましたよって言って帰って頂いた方もいらっしゃったような気がするので、そこはすごく嬉しかったです。

 

―最後にお客さんへのメッセージをお願いします。

音楽をやることで、違う自分が発見できるはずです。そもそも最初から楽器上手い人なんかいないし、始めるのが早い人ばっかりでもないし、音楽に今さらっていうことは存在しないですね。
歳は関係なくて、ちょっとやってみようかなとか、ちょっと興味あるなとか、何かに興味持つっていう、その興味っていうのをすごく引き延ばした方がいいです。興味っていうのが楽しいものに変わるのであれば、そのきっかけは大切にしたほうがいいなって思います。

―今日はありがとうございました!

 ありがとうございました。

藤木さんの「府中 で音楽を通して通して人の繋がり をつくる」という熱い想いが伝わってきました。
カナデラボは自然 に人と繋がるこできるよう、居心地の良いお店でした。

【インタビュー・文】安達侑里(東京農工大学1年まちけん所属)

まちけんの活動はfacebookページをご覧ください。まちけんfacebookページ)


府中の音楽教室 カナデラボ

【店舗情報】
府中の音楽教室 カナデラボ
住所:〒183-0055 東京都府中市府中町1-32-1 ブライト府中 半地下1階002号室
TEL:042-407-6804
WEBサイト:https://kanade-lab.com/
定休日:不定休
営業時間:月曜日~金曜日 11:00 – 20:00
土曜日・日曜日 11:00 – 20:00


【まちゼミ特集】府中に息づくお店探訪「なおらいスタンド宮」

このコラムは「第2回むさし府中まちゼミ」の講座と講師となる店主への取材を通して、府中に息づくお店を紹介します。取材を行ったのは、東京農工大学のまちづくりを研究するサークル「まちけん」の学生達。若者の視点で府中のまちなかが見えてきます。
※この記事は2019年7月の取材に基づき作成されました。
この回の記事の作成者
東京農工大学3年 八代 岳人


府中駅から徒歩5分ほどのところに明るい雰囲気を醸し出す光が大國魂神社横の路地を優しく照らしている。女性でも入りやすいおしゃれな立ち飲み屋「なおらいスタンド宮」は、お酒への専門知識をもつオーナーと、お酒にあう料理を提供するマスター・スタッフのサービスが、地元の人達から愛されているお店だ。「なおらいスタンド宮」のオーナーで「第2回むさし府中まちゼミ」の講座を実施した大室 元(おおむろ はじめ)さんにお話を伺った。

日本酒の飲み比べ体験

今回取材したまちゼミのタイトルは「はじめての日本酒レッスン!」だ。参加者にはタイプの異なる日本酒が4種類と、テイスティンググラスとぐい飲みの二種類の酒器が用意されていた。

「日本酒ってなんだろう?」「吟醸って?」オーナーの大室さんは、このようなまちゼミ参加者の疑問にどんどん答えながら、日本酒の魅力を楽しそうに語っていた。日本酒は味と香りで4種類に分かれる。各参加者は味・香り・色・粘度を総合的に判断し手元の日本酒を4タイプ分類していった。この試飲クイズでは、言葉や文字だけの知識伝達だけはなく、実際に4種を呑んで味・匂い・色からも多様な日本酒の世界を「まちゼミ」では無料で体感できた。さらに、酒器によっても香りの感じ方や口当たりが異なり、日本酒のもつ味の深さを体感しつつ、立ち飲みならではのお客さんとの距離感で自然と参加者との会話も弾んだ。参加者からは「お話を聞いてからクイズを実践できて良かった」「テキストを使いながら飲みたい」の感想もあがりとても満足そうであった。


〇インタビュー

聞きなじみある店に

―お店の名前の由来を教えてください。

20年ちょっと前まで「立ち飲み宮」という名前の店がありました。私がお店を始めるにあたって、その名前を復活させました。「宮」という名前は、お隣に大國魂神社というお宮がありますし、お店の住所も宮町ですので地元の方々に聞きなれている言葉なのが良いと思いました。また、「直会(なおらい)」は、神事が終わった後にお供えした食べ物や飲み物を下げて、それをみんなで一緒にいただく会のことを言い、いわば宴会の原型みたいなものです。神社参拝した帰りに気軽に立ち寄ってもらいたいという想いから、店の名前を「なおらいスタンド宮」にしました。

地元に根付く商売を

―なぜ府中でお店を始めたのでしょうか?

私の家は、元々江戸末期から続く「しめのうち」という屋号で代々酒屋を営んでいました。しかし、私がちょうど大学を卒業し就職したことで、後継ぎがいなくなってしまいました。そこで、8年前に府中に帰ってきて、「しめのうち」という屋号を継ぐと共に、元々酒屋の倉庫だった所を改装して飲食店を始めました。私は生まれた場所が府中で育ちも府中だったので、地元でしっかり商売したいなっていうのが動機の一つです。

お酒にかかわる人みんなに幸せになってほしい

―お客さんに対して日本酒をどう感じてもらいたいでしょうか?

流行りのお酒や有名なお酒を取り揃える店は結構多いのですが、それは日本酒の入口としては良いのだけれども、もっと日本酒の世界は幅広くて奥深いので、知れば知るほど美味しいお酒に出会えることを知ってもらいたいです。

東京は市場が大きく様々なお酒が売られていますが、東京に販路がないねっていう酒蔵も結構あります。高齢化が進み地元地域の過疎化が進むと、「もう自分の代でおしまいかな」なんて言う酒蔵もあります。それはもったいないし残念です。私はこの店を「宮っていうお店に行ったら自分の知らない美味しいお酒が飲めるんだ」と言われるような、お客さんとお酒との出会いの場、日本酒の情報発信の場にしたいのです。お酒を造る人も、お酒を飲む人も、お酒を提供する人も、関わる人みんなが幸せになるといいですよね。

 

―まちゼミをやってみた感想はいかがでしょうか?

まちゼミに参加することにとても意味があるなと感じています。
普段だったら世間話くらいの会話はしますけど、料理とお酒を提供するのがメインなのでお客さんとお話をする機会になる「まちゼミ」はすごく貴重だと思っています。
またこのようにインタビューしてもらったことで、農工大の学生さんとの繋がりができたので、私もまた農工大に遊びに行きますし、また新しいコミュニティができたことも良く思いますね。農工大は食に関わっていて、街の中心にあり、若さのパワーがある学校。このような大学がお店のすぐ近くにあり、社会人の人と関われるコミュニティを作れ、コミュニティを作るきっかけになる「まちゼミ」の取材の企画はとても良いものと感じました。

―お客さんへメッセージをお願いします

提供するお酒や料理などのサービスを通してみなさんに楽しんでいただくのが、店の存在意義だと思います。当店はお酒の知識豊富な者が選ぶ「お酒」とお酒にあう「お料理」を提供できるマスター・スタッフがいるお店です。気軽に立ち寄れる立ち飲みスタイルで、一人前食べきりサイズの小皿料理で出しています。新鮮な府中野菜をふんだんに使っていますので、野菜が足りていないな、と思う方も是非お越しください。まずは実際に来ていただくのが良いのかと思いますので、お待ちしております(笑)

【インタビュー・文】八代 岳人(東京農工大学3年 まちけん所属)

まちけんの活動はfacebookページをご覧ください。まちけんfacebookページ)


なおらいスタンド宮

【店舗情報】
東京府中の日本酒立ち飲み屋『なおらいスタンド宮』
住所:東京都府中市宮町2-3-8
TEL:042-306-9030
WEBサイト:https://naorai-stand-miya.jp/
定休日:火曜日
営業時間:月-金 16:00-23:00/土日祝15:00-22:00


8/12 スポGOMI大会 in 府中(応募締切:2019年8月2日)

2019年8月12日(月・振替休日)スポGOMI大会 in 府中が開催されます。(参加費無料、事前申込制、定員70名)

スポGOMIは、企業や団体が取り組む従来型のごみ拾いに、「スポーツ」のエッセンスを加え、今までの社会奉仕活動を「競技」へと変換させた日本発祥の全く新しいスポーツです。

スポGOMIは、予め定められたエリアで、制限時間内に、チームワークでごみを拾い、ごみの量と質でポイントを競い合うスポーツです。

集合場所:伊勢丹府中店2階正面玄関前 特設会場

参加資格:小学生以上(小学生は保護者同伴)

応募締切:2019年8月2日(金)

主催:伊勢丹府中店 / 共催:朝日新聞社
後援:府中市 / 協力:日本スポGOMI連盟

参加申込書など、詳しくは日本スポGOMI連盟のホームページをご覧ください。
https://www.spogomi.or.jp/report/20190812_-5/


8/3(土)ラグビー 日本代表vsトンガ代表 パブリックビューイング

令和元年8月3日(土)にJ:COMと府中市が共催し、リポビタンDチャレンジカップ パシフィックネーションズ2019 日本ラウンド パブリックビューイングが実施されます。無料(入場自由)

日時:令和元年8月3日(土)開場は午後6時(キックオフは午後7時10分)

場所:府中駅南口けやき並木通り

  • パブリックビューイング
  • 東芝ブレイブルーパス及びサントリーサンゴリアスの選手等によるトークショー

詳しくは府中市のホームページをご覧ください。

https://www.city.fuchu.tokyo.jp/bunka/olypararugby/rugby/challengecup2019.html

【関連イベント実施のお知らせ】
FUCHU NIGHT BEER GARDEN
関連イベントとして、府中市と一般社団法人まちづくり府中の共催により、夏の暑い夜、開放感あふれるけやき並木の下で、お酒や食べ物を楽しめるFUCHU NIGHT BEER GARDENを開催します。


大國魂神社「すもも祭」

大國魂神社では毎年7月20日に「すもも祭」が開催されます。
すもも祭の起源は源頼義・義家父子の時代まで遡る非常に歴史深いお祭りです。
境内にはすもも市や露天商が並び、神社では「からす団扇」「からす扇子」を頒布します。この扇は扇ぐと農作物の害虫は駆除され、又病人は直ちに平癒し、玄関先に飾ると魔を祓いその家に幸福が訪れるといわれているそうです。(参照:大國魂神社HP)
ぜひ、お越しください!

「すもも祭」
日時:2018年7月20日(金)午前8時より
場所:大國魂神社
→すもも祭ホームページへ


東京2020オリンピック自転車競技ロードレーステストイベント「READY STEADY TOKYO-自転車競技(ロード)」開催!

令和元年7月21日(日曜日)東京2020オリンピック自転車競技ロードレーステストイベント「READY STEADY TOKYO-自転車競技(ロード)」が開催されます!

本大会同様に、本市に所在する都立武蔵野の森公園をスタートし、富士スピードウェイをゴールとするコースを、世界各国の選手が走行します。けやき並木から大國魂神社をパレード区間として走り抜けていきます。
この機会にロードレーステストイベントを観戦し、一緒に本大会に向けて気持ちを高めましょう!!

詳細は以下のホームページをご覧ください。
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/bunka/olypararugby/olypala/rst_road2019.html


くらやみ祭 映画と本の展示販売会@ふちゅこまーけっと

7月5日(金)から、大國魂神社前の”ふちゅこまーけっと”で10月公開予定の映画『くらやみ祭の小川さん』の前売券などの販売と、イラストレーターのかぶらぎみなこさんの書籍『くらやみ祭ってナンだ?』のコラボ販売会が開催されます。

かぶらぎみなこさんのサイン会も日曜日(7日、14日、21日)の13時~14時に行う予定です。
映画を題材にした描き下ろしイラストの展示の他に、著書の販売やサイン会なども予定しています。
ぜひお越しください。

展示会開催日:7月21日までの毎週金・土・日(7月5日~21日)の合計9日間。
開館時間:11時~19時
会場:ふちゅこまーけっと
所在地:東京都府中市宮西町2-2-12