2022年 1月

【新デザイン】「ちはやふる」のマンホールカードを配布

2022年1月15日(土曜日)から、末次由紀先生・作「ちはやふる」デザインのマンホールカードを配布します。
このカードには、登場人物の綾瀬千早、真島太一が、府中のシンボル「馬場大門のケヤキ並木」にたたずむ姿が描かれています。

マンホールカードとは

 マンホールカードは、その土地に縁のある各所、名物品、スポーツ、キャラクター等が描かれたマンホール蓋をカードにしたもので、下水道の役割を知っていただくとともに、各地に足を運んでもらうことで観光振興につなげることを目的とした、マンホール蓋のコレクションアイテムです。

ご注意

  • 開館時間・休館日をご確認のうえ、お越しください。
  • 配布は1人1枚までで、カードがなくなり次第終了します。
  • 事前の予約や郵送での取り扱いは行っておりません。

【新デザイン】けやき並木の千早と太一

主人公の「綾瀬千早」と、幼馴染の「真島太一」が、府中のシンボル「馬場大門のケヤキ並木」に佇むデザインです。

配布開始日

2022年1月15日(土曜日)

配布場所

観光情報センター

片町文化センターに配布場所を変更します

 2022年1月15日(土曜日)から、現在配付中の「小学生時代の千早、太一、新」デザインのマンホールカードの配布場所を片町文化センターに変更します。

【配布場所変更】小学生時代の千早、太一、新

「綾瀬千早」、「真島太一」、「綿谷新」の小学生時代のデザインです。

配布開始日

2020年12月17日(木曜日)

配布場所

観光情報センター …2022年1月14日(金曜日)まで
片町文化センター2022年1月15日(土曜日)から


府中に息づくお店探訪府中に息づくお店探訪「cafe marble FOOD×DESIGN×LIFE」

2021年7月27日に「ホテルケヤキゲート東京府中」2階の“LIGHT UP LOBBY(ライトアップロビー)”内にオープンしたカフェスペース「marble(マーブル)」。

「ヒト」「コト」「モノ」が混じり合い、新しい価値観が生まれ、新しい価値観に出会う場所をコンセプトに、府中オリジナルカフェメニューを提供しています。府中駅直結の利便性を生かし、子連れの家族から年配の方まで幅広い世代が利用できる空間となっています。新築のピカピカのビルと対照的に、フレンドリーでどこか懐かしい雰囲気がそこにはありました。

今回は、オーナーの新井有佐さんにお話を伺いました。

府中でしかできない挑戦

marbleがある「ホテルケヤキゲート東京府中」は、37年間府中市民の交流の場として親しまれた「府中グリーンプラザ」の跡地にあります。オーナーの新井さんの両親は「府中グリーンプラザ」内のレストラン「サングリア」を経営していました。

両親のレストランと共に育った新井さんは、成長するにつれて他の市や国と比べて、「府中がこんなところだったらおもしろいのに」と想像を膨らませるように。「武蔵国」と呼ばれる、歴史と文化が栄えた府中ならではの歴史と新しいものが交わる場所があればいいのに・・・という発想が「marble」の誕生につながりました。それは、市民会館のような古い形ではなく、古き良きコミュニティを残しながらも、新しい流行や匂いを交え、府中市民の新たな憩の場を作り出せないかという新井さんの挑戦でした。

いろいろな「ヒト」「コト」「モノ」が混じり合い、新しいものと古いものが組み合わさり、年輪みたいに重なり合ってマーブル模様ににじみ合う場所であってほしいという願いを込めて、「marble」という名前がつけられました。
marbleは利用者が「ここに来たら何か楽しいことがあるのかもしれない」、「ここに来たら新しい出会いがあるのかもしれない」といった思いで来て、本当に実現していく場所になって欲しいと新井さんは語ります。

人とのつながりを大切にする場所

コロナの影響でリモートワークが広がる一方で、人とのつながりやコミュニティが注目されつつあります。新しいことを一人だけで始めるのは大変ですが、人が揃うとエネルギーになって全然違うことができるようになることもあります。例えば、絵がかけるけどパソコンが苦手な人は、パソコンが得意な人とつながることで、新たな可能性が生まれるかもしれません。「人と人とがつながり、新しいものが生まれる、出会いの場になってほしい」と新井さんはお話ししてくれました。

実際にmarbleには、人とのつながりを楽しめる過ごし方があります。ギャラリーは毎月違うアート作品が楽しめます。訪問した時は、府中市美術館の公開制作を行うアーティストの淺井裕介さんのアートが飾られていました。さらにユニークなのが、誰でも本屋さんのオーナーになれる「ヒトハコ書店・ヒトハコレコード」。壁一面の本棚は、一箱が本屋のようになっていて、みんなに読んでもらいたい本や買ってもらいたい本を自分の好きなレイアウトで並べることができます。本を通して、他の利用者と交流することができるしくみになっているのです。

府中への想いが詰まったメニュー

marbleのコーヒーメニューには、府中を連想させる名前が付いています。深煎りのコーヒーは「くらやみ祭り」をイメージして「くらやみ」。中煎りは真ん中をイメージして、かつて府中のあたりが武蔵国の政治的中心地であったことから「むさし」。浅煎りのコーヒーはフルーティーで緑をイメージして「けやき」。どのコーヒーにも、飲んだ時に府中を思い出してほしいという新井さんの願いが込められています。

そして最近人気を集めているのが、カップに入った色とりどりのパフェ。桃やぶどうなどの季節のフルーツを使っています。コロナ禍で外出が減る中で、家でドキドキしながら、キラキラしているスイーツを食べてほしいという思いから考案されました。また府中の手土産として利用していただけるように、府中産のハーブやぶどう、ブルーベリーを使っているのも特色です!

利用者と従業員みんなで作り出していく

これから始めるランチメニューは、なんと、お店に来たお客さんにどんなランチを食べたいかを聞いて、お客さんの声をもとに考案中だそう。また府中市民がやってみたい企画を持ち込んで一緒に実現していけるところもmarbleの魅力です。料理教室や塩麹作り、多肉植物のワークショップや、毎年10月に府中で開催される「プチナッチェ 府中こどもマルシェ」の展示品を販売するイベントを現在企画中だそうです!

3年後の理想像を聞いてみると、意外にも、「やってみたいと言う子が出てきたら、一緒に運営や自立した企画をやってほしい」とのお話が出てきました。現在一緒に働く仲間たちにも、ここは自分のやりたいことを実現させる場所だと日頃から伝えているそうです。marbleで働くには、接客や掃除などの一般的な「応える仕事」だけでなく、自ら考えて、実現することも求められます。まさに学生にとってはアルバイト以上の社会経験が積めるのです。

「やっていること自体は小さいかもしれませんが、経験しなければ、自分の中に残らないこともあります。日常の少しのステップアップでも溜まっていくと、全然違う、人間としての厚みになっていって、そして社会に出ると、オリジナルの自分らしさになって出てくると思うんです。だから、やりたいことを持つ若者が出てくれば、応援したい。3年後は彼らのチャレンジの場として提供したい。すごく楽しみです!」(新井さん)

やりたいことを持つ若者を後押ししたい

新井さんがやりたいことをやってほしい、と若者を応援するのは、ズバリ自分がやらせてもらえたから。かつての府中グリーンプラザの屋上のビアガーデンのリメイクと運営を高校生ながらやっていたそうです。試行錯誤して自分のアイディアを形にする経験をしたことから、若者を応援したいと思うように。「自分で考える力は授業の中ではなかなか教えてもらえません。やっぱり自分で率先的に外に出て行って、チャンスを掴んでいって、それを表現していく、そういう時間を若い子たちには過ごしてもらいたいと思っています。」(新井さん)

コロナ禍でオンライン授業やリモートワークが増える中、「人とのつながりを大事にする」marbleのコンセプトから学ぶことが多くあるのではないでしょうか。
利用者の私たちも、この空間を一緒に作っていくことができるのもとても魅力的に感じました。もともと府中に暮らしている方はもちろん、新しく府中に引っ越してきた方も、marbleで古き良き府中の魅力と新しいアイディアの融合を楽しめると思います!

 

【インタビュー・文】長谷部 結衣(東京外国語大学国際社会学部2年)

【写真】関谷 昴

このコラムは、2022年に開催した「第2回むさし府中まちバル」の実施店舗への取材を通して、府中に息づくお店を紹介した記事です。
今回は、府中市内にある東京外国語大学との連携企画として、東京外国語大学の学生取材班の皆さんに取材をしていただきました。
※この記事は2021年9月の取材に基づき作成されました。

【店舗情報】

cafe marble FOOD×DESIGN×LIFE

住所:〒183-0055 東京都府中市府中町1丁目1−1 ホテルケヤキゲート東京府中2階 LIGHT UP LOBBY marble
http://www.marble-keyakistreet.com/


府中に息づくお店探訪「BASE. S CAFE & DINNER府中テラス」

府中駅から徒歩3分。大國魂神社を目の前に、ゆったりとしたテラス席と開放的なガラス張りの店内が目を引くカフェ・レストランがあります。洗練された雰囲気の中で、何気ない日常をワンランクアップグレードできる「BASE. S CAFE & DINNER府中テラス」(ベイシーズ カフェ&ダイナー フチュウテラス)です。お客様に素敵な時間を過ごしていただけるよう、おもてなしの心を大事にした従業員さんの素敵な笑顔と、地元食材へのこだわりが魅力です。今回は、こちらのお店で店長を務める中野寿仁さんにお話を伺いました。

 

府中で地産地消、食品ロスに取り組むお店

本業はIT企業だという府中テラス。事業の一つとしてレジ周りの端末など飲食店向けのシステム開発を行ってきました。どんな機能が欲しいか、画面一つとっても、どんなUIデザインだとお客様にとって使いやすいか、そういった顧客のニーズを自分たちで販売することにより勉強してみようと、9年ほど前に飲食事業をスタート。海の家や唐揚げ店を始めました。その折、5年ほど前に、徳島県の農家の生産品を首都圏の飲食店に販売する1年間限定のプロジェクトに協力会社として参画。農作物の新しい販路を開拓するプロモーションを担当したことがきっかけで、地元食材を積極的に取り入れるようになったそうです。

一般的な飲食店だと、食材の卸問屋や小売業者から食材を仕入れるため、なかなか農家と直接繋がることはありません。農家さんと直接繋がることで、どんな想いで野菜やお肉を育ててきたかを知ることができます。

「同じ食材でも、農家さんによって野菜のサイズや色、味が違います。そして、こだわりや想いも直接聞けるので、僕らもそれを活かした料理を作っていきたいという想いがあり、地方の生産者さんが作った食材を必ず入れています」と中野さんは言います。

農作物は、大雨でだめになったり、形が悪くて売り物にならなかったりで、販売前にフードロスになることがあります。徳島で加工品の工場も運営し、そういったものを農家から買い取って、加工品にして飲食店に販売する事業も行っています。府中テラスを含め自社の飲食店へ納品するほか、さまざまな飲食店へ卸しているそうです。

 

店名に込めた想い——「BASE. S CAFE & DINNER府中テラス」

 

ITで食材を流通させたり、加工品を作る拠点を束ねていたりといった活動を「BASE. Sプラットフォーム」と呼んでいるそうです。徳島での経験から得た知見をプラットフォーム化し、加工品を作る提携先は、徳島だけではなく秋田や北海道にも広げているそう。それを活用した店舗、ということで「BASE. S CAFE & DINNER府中テラス」というを名前をつけたそうです。

「府中市は、教育や事業者同士で地域を盛り上げる活動など、地域の連携がすごく活発だなという印象があります。地域の強さというか。昔からずっと府中に住んでいるっていうような人が多いのかなと思いますし、そこは府中の強みだと思うんですよね」(中野さん)。

 

地域の食材、こだわりのメニュー

ローストポーク丼がとても人気で、徳島の豚を使う時は、鳴門金時という芋を食べさせた金時豚を、東北の方の提携工場だったら八幡平ポークという豚を使って作っているそうです。

「ローストビーフに対して、ローストポークってなかなか珍しいですよね。もちろん味にも自信がありますし、オススメです」(中野さん)。
野菜も地元の食材をたくさん使うようにしているそうです。八百屋さんも、府中、多摩や立川などのエリアの野菜があるときは多めに入れるなど、融通を利かせてくれているそうです。パンも徳島のパン屋さんにお願いして、オリジナルで作ってもらっているそう。そのうちパンを自分たちで作るという構想もあるそうです。

「食」から見据えるライフスタイル

お店の前のスペースは、まちづくり府中と連携してさまざまなイベントにも活用しているそうです。「食からもう少し広げて衣食住に関わるイベントをやってみたいと思っています。この3つはライフスタイルに必要不可欠なものですよね」と中野さん。以前、お店をオープンした直後に、JA(農業協同組合)とのコラボで、農家による野菜直売所をお店の前に設けて農作物を販売するイベントを開催した時のこと。直売会で売れ残った野菜が少しあり、JAから譲り受け、翌日の日替わりランチで野菜を使い切ったとのこと。

「最近言われているSDGsやエシカルは、衣食住に求められますので、そういったことに関心を持って取り組みをされている方がいれば、コラボレーションできるんじゃないかと思います」と中野さんは言います。
府中密着型アパレルブランドの「F.F.P.」と徳島の藍染め屋を繋げたイベントもやってみたいそうです。藍染めが有名な徳島に由来し、府中テラスの店内にも徳島の藍染め工場に作ってもらった藍染めの装飾が多く施されています。

「府中テラスを通じて、徳島の藍染めと府中密着型のアパレルブランドとのコラボレーションが生まれると面白いですよね」(中野さん)。

IT企業が「食」に取り組む意義

 

「IT事業は、自分たちが作ったものを実際にお客様が使って喜んでいただいている瞬間に直面できる機会がすごく少ないんですよ」と中野さん。一方で飲食は接客業なので、良いことも悪いこともリアルタイムでお客様からの反応が得られます。お客様により満足していただくためにそういった声を反映させながら、IT側としてはどういったことで支えられるかを考えて実現することにやりがいを感じていると言います。まだまだIT化を進めて便利にしていくことができる飲食事業。

「今後もっともっと改革していきたいです。ITはお客様のライフスタイルを支えるツールであるべきで、ある意味、衣食住と同じようなライフラインになる必要があると思っています。ITが生活の中で当たり前になっても、それ自体は主役ではないと僕は思います。あくまでも人の生活をより豊かにするための存在のような。もう名脇役であってほしい(笑)。食という誰もが日々接するものの中で、ITのエッセンスをどう活かしていくかを考えています。それがダイレクトにお客様の「良かった」につながるのではないでしょうか」(中野さん)。

IT企業が運営する飲食店という驚きの事前情報をもとに、ワクワクしながらお店に足を運びました。いったいどんな技術を駆使したお店なのやら……。いざインタビューが始まると、「地域」や「地物」、「こだわり」という予想外の言葉が次々と飛び出してきて驚きました。地域の食材とIT技術に府中の魅力を掛け合わせて、新しい価値を生み出し続ける「府中テラス」に一度足を運んでみませんか。

 

【インタビュー・文】豊坂 竹寿(東京外国語大学大学院博士前期課程2年)

【写真】関谷 昴

このコラムは、2022年に開催した「第2回むさし府中まちバル」の実施店舗への取材を通して、府中に息づくお店を紹介した記事です。
今回は、府中市内にある東京外国語大学との連携企画として、東京外国語大学の学生取材班の皆さんに取材をしていただきました。
※この記事は2021年9月の取材に基づき作成されました。

【店舗情報】

BASE.S CAFE & DINER 府中テラス

住所:〒183-0022 東京都府中市宮西町2丁目2−12
電話番号:042-407-2675
HPはこちら


府中に息づくお店探訪「183 FUCHU FAN ZONE with PRONTO」

京王線府中駅北口改札を出て、目の前という好立地、「183 FUCHU FAN ZONE with PRONTO(183 フチュウ ファン ゾーン ウィズ プロント)」にお邪魔しました。府中市民には馴染み深い「183」の郵便番号が店名に使われています。仕事終わりにふらっと立ち寄って、ビールを片手にスポーツ観戦。そんな素敵な時間を過ごしてくなる雰囲気が魅力です。今回は、こちらのお店でスーパーバイザーを務める立崎さんにお話を伺いました。

 

地域に密着するPRONTO

地域との関わりを大切にしているというPRONTO。親会社であるサントリーホールディングスのビール工場やラグビーチームSUNGOLIATH(サンゴリアス)の本拠地が府中市にあることもあり、スポーツを振興する府中市の魅力や、街の情報を発信する拠点を目指して、2019年6月に府中市とのコラボで出店させていただきました。PRONTOは、池袋西口公園にも「GLOBAL RING CAFE(グローバル リング カフェ)」等、地域に密着した店舗も出店しています。

「ラグビーのまち府中」ということで、ラグビーのユニフォームを飾ったディスプレイを置くほか、府中市と連携してトークライブイベントも定期的に開催。ラグビーだけでなく、東京2020オリンンピックがテーマのトークも行っていました。新型コロナウイルスの影響でお客様にお店に集まっていただくことは難しいので、オンライントークショーなども開催しています。

 

二つの顔を持つお店——「ビアテリア」から「キッサカバ」へ

出店時は、ビアバー寄りの「BEERTERIA PRONTO(ビアテリア プロント)」という業態でスタート。協働運営をしている府中市と相談し、スポーツバーのような内装にしました。

ただ、現在PRONTOでは夜の業態をバーから「キッサカバ」という業態へ切り替えを進めています。府中では今年(2021年)7月1日より、夜はビアテリアではなく「キッサカバ」として営業しております。

またそれに伴い、ロゴと看板の変更も行いました。これまでは「CAFE & BAR」という表記がロゴに入っていたのですが、それをなくしすっきりさせました。昔のロゴは太陽と月が少し交わっていて、昼はカフェ、夜はバーとして「二毛作」での営業を表していました。
新しいロゴでは、月と太陽が完全に離れているのですが、お昼と夜の営業をしっかりと分けて、二面性を出していこうということを意味しています。
このリブランディング、業態変更を仕掛けた片山義一取締役 プロントカンパニー長が、以前インタビューで、映画『千と千尋の神隠し』の世界観をイメージしたと言っていました。「昼と夜で、PRONTOが全く違うお店になる。そのギャップを楽しんでいただければと思います」(立崎さん)。

府中の魅力をちりばめた内装デザイン

「府中市の新しい情報を発信する場」として、市内のイベントを貼り紙で告知。内装を変更しようとしていて、壁紙を全てマグネット式にして、いろいろな情報を発信しやすくするそうです。府中市は東京2020オリンピック・パラリンピックではオーストリアとオーストラリアのホストタウンでしたので、現在はオーストラリアをモチーフにした装飾があります。ラグビーのボールも飾ってありますが、装飾はイベントごとに変更しているので内装でも楽しめます。

 

より多くのお客様に楽しんでいただくために

 

新型コロナウイルスの影響を受けて、昨年からテイクアウトやデリバリーにも力を入れています。特にテイクアウトに関しては、カフェのリブランディングの一環で、ドリンクメニューを季節ごとに変更して楽しんでいただけるようにしています。

お年寄りの方とか、年齢層高めの方もたくさんいらっしゃるそうです。バー形式だと机が少し高いことが多いですが、ここのお店は、府中市民の方や市への来訪者が気軽に立ち寄れるようにテーブルを低くして、お年寄りの方でもゆっくりしていただけるように工夫されています。土日祝日は家族連れのお客様にも多くいらっしゃるそうです。「シーズンドリンクを目当てに若い女性層にも来ていただけるようになってきました。これからも府中市の幅広いお客様に当店を楽しんでいただけるように、頑張っていきたいと思います」(立﨑さん)。

スポーツ観戦やアルコール提供などで、新型コロナウイルスの影響を大きく受けながらも、様々な取り組みを通じて日々の営業に奮闘されている様子が印象的でした。お昼と夜で全く違うお店になるというコンセプトがとても魅力的で、次回はぜひ夜にも訪れてみたいと思いました。府中市の魅力やスポーツ観戦を楽しみながら、「183 FUCHU FAN ZONE with PRONTO」で素敵なひと時を過ごしてみませんか。

 

【インタビュー・文】豊坂 竹寿(東京外国語大学大学院博士前期課程2年)

【写真】関谷 昴

このコラムは、2022年に開催した「第2回むさし府中まちバル」の実施店舗への取材を通して、府中に息づくお店を紹介した記事です。
今回は、府中市内にある東京外国語大学との連携企画として、東京外国語大学の学生取材班の皆さんに取材をしていただきました。
※この記事は2021年9月の取材に基づき作成されました。

【店舗情報】

183 FUCHU FAN ZONE with PRONTO

住所:東京都府中市宮町1丁目1−10 京王府中ショッピングセンター内2階
電話番号:042-333-8988