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府中に息づくお店探訪「つばめ」in フォーリス

府中に息づくお店探訪「つばめ」in フォーリス

子供からお年寄りまで、みんなから愛されるお店にしたいーこだわりのラーメンを届けつづける店長の想いー

府中フォーリス1階、フードコートの奥へと進むと、味わいのある書体で書かれた「つばめ」の文字が見えてきます。

今回取材をさせていただいたのはこちらでラーメン専門店を営む「つばめ」さんです。7年前にオープンしたこちらのお店は、実は、府中で40年以上続く人気店「らいおん」ラーメンの姉妹店でもあります。

取材では、オーナーの小倉さんにお話を伺いました。ラーメン屋オープンに至った経緯や、他店舗とは異なる「つばめ」ラーメンならではの特徴についてなど、盛りだくさんでお送りしていきます。

「つばめ」が提供する名物ラーメン

 

当店の看板メニューはやはり、「つばめラーメン」。醤油・味噌・ゆず塩の3種類を用意しており、特徴はなんと言っても、上に載せる白髪ネギです。胡椒とごま油で和えてたっぷりトッピングしています。

僕はくるるの1階に店を構える「らいおん」の店主でもあるのですが、豚で出汁をとる向こうのラーメンとは違って、「つばめ」ではあっさりとした鶏ベースのスープを使っています。これは、幅広い年代の方にご来店いただいている「らいおん」に対して、ご年配の方が多く訪れるこのお店では、お年寄りの方でも食べやすい味を提供したい、と思って変えています。

 

ラーメンに関しては、普段からよく他の店を食べ歩いて研究しています。僕は食べることが好きで、いろいろな所に行っては味を覚えて帰るんです。つい昨日も1泊2日の旅でラーメン屋を4軒食べ歩いてきました。(笑)

脱サラから40年——ラーメンにかける想い

高校生くらいの頃から、とにかく独立したいという気持ちが強くて、いつか何かを、と思ってました。サラリーマンも経験しましたが、27歳の時に周囲の反対を押し切って辞め、最初のお店をオープンしました。やっぱり自分で考えて作ったもので勝負したい、という思いが強かったんですよね。

最初は「ラーメン屋なら自分でもできるだろう」という安易な気持ちで始めましたが、その代わりオープン後はしょっちゅういろんなところを食べ歩きして研究してました。今でも研究は続けています。

元々ラーメンが大好きでもっと極めたかったのと、当時は中華料理屋はあってもラーメン“専門店“は少なかったため、新しくやってみたかったというのがきっかけです。

また、ラーメンは子供からお年寄りまで食べられる上に、時間を問わず夕方でも夜中でも食べたいと思える料理ですので、多くの人に幅広く食べてもらえるのがいいなと思いました。

「つばめ」名付けの由来は親しみやすさ

 店名ですが、お客さんから身近に感じてもらうために、動物の名前にしたいなと思って決めました。また、難しい漢字で書くのではなく、ひらがなにしたのもこだわりです。

お店の前を家族連れが歩く時に、子供でも読めて言葉に出せる、そんな親しみやすいお店にしたかったんです。

中でも「つばめ」という名前をつけたのは、偶然自宅につばめが巣を作っていたことがきっかけです。可愛いし、巣を作って子供がたくさんいるつばめからは家族を連想できて暖かくなりますからね。縁起が良いなと思って命名しました。

お客さんがスープを飲み干して空になった器を見た時は「美味しいと思って飲み切ってくれたんだな」と、すごく嬉しくなります。日々いい味が出ているかチェックするためにも、スープの残り具合はいつも見てしまいますね。

また、実際に「おいしかった!」と声をかけてくださる方もいるんですが、そういう時は本当に励みになります。

ラーメン激戦時代でお店を続けていける秘訣

お店を続ける上では、大変な時期もありました。やはりコロナ期間は耐えるしかなかったですね。物価上昇に伴って仕入れの値段もどんどん上がるし、苦労はあります。

特にラーメン屋は入れ替わりが激しい業界なので、新しいお店が10軒できたら、他の10軒が潰れると言われているんです。

テレビで話題になったり、すごく人気だったお店でも今なくなっているところは結構ありますから…でも、それは嫌じゃないですか。

お店を続けていくには、僕は“持続“が一番だと思っています。今も昔も変わらず、独自性で押し出していく。簡単じゃないけど、山があったり谷があったりしながらも乗り越えて、お店をこれからも続けて行きたいですね。

筆者コメント

取材後は実際につばめラーメンをいただきました。白髪ネギが載っているラーメンは初めてで、ネギの香りとシャキシャキの食感を楽しみながらいただきました!スープは小倉さんがおっしゃっていた通り、あっさりしたテイストで、こってりした味が苦手な私でも食べやすく、箸が進みました。ごちそうさまでした!

これからも幅広い世代に愛されるラーメンを提供し続けてくれると思います。記事を読んでくださった皆さんも、小倉さんのこだわりが詰まった「つばめ」の味をぜひ食べにきてみてくださいね。

 

「つばめ」フォーリス店・「らいおん」くるる店のinstegarmアカウントはこちら

https://www.instagram.com/lion.ramen.tokyo?igsh=MTMydzZndnRqcnNueA==

 (文:宇田川あみ 東京外国語大学卒業生)

(写真:内野僚太 東京農工大学大学院修士2年)