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府中に息づくお店探訪 「Free nail」 in くるる

府中に息づくお店探訪 「Free nail」 in くるる

ひとりひとりの人生を共に歩むネイルサロン

府中駅から直結の施設「くるる」に入ると、服屋や新しい飲食店まで様々な要素がつまった独特の雰囲気が出迎えます。そんなくるるの1階に、昨年(2023年)の11月に新しくネイルサロンが開かれました。自宅サロンから店舗へと移転したFree nailのオーナー森川さんはネイルに対して、府中に対してどのような思いを抱かれているのでしょうか。お話を伺いました。

生活の変化を共にするネイル

会社員の仕事をしながら歌舞伎町のネイルサロンで働いたのが、初めてのネイルサロンでの仕事だという森川さん。学生のときは商業科の学校に通い卒業後は会社員として就職、すぐにネイルの学校に通っていたわけではなかったといいます。

『学生のときからネイルに興味があり趣味でやっていましたが、社会人になってからスクールに通い本格的に始めました。私自身が深爪に悩んでいるときにネイルサロンで直してもらった経験があって、いつかは仕事としてやりたいと思っていました。』

正社員として働く側ら歌舞伎町で夜営業のネイルサロンで働いた後、結婚を機に憧れのネイリストに絞り経験を積んだそうです。その後出産を機に子育てしながらもネイルの仕事を続けたいと思いご実家のある府中に引っ越し、伊勢丹府中(現: Mitten)のサロンで働き始めます。その後 2017年に独立し、府中の自宅でネイルサロンをオープンされました。

女性としてライフイベントや生活の変化がある中、ネイリストとしての働き方も変化している森川さん。「Free nail」というお店の名前はネイルの学校に通う前から掲げている言葉で、「フリースタイルで(型にはまらず)、ずっとネイルと向き合いたい」という意味が込められているといいます。

『自分の好きなペースでネイルと向き合うという、私の働き方としてのフリーというだけではなく、お客さまのネイルのあり方としての意味も含まれています。一人一人の生活スタイルに合わせたネイルを提供していきたいです。』

自宅サロンの時はコロナ禍でもネイルを楽しんでもらえるよう出張したり、子連れでネイルを楽しめるようになど、サロンを行う上でもさまざまな工夫をしていたようです。自身にとってもお客さんにとっても、生活のスタイルに合わせながら自由にネイルを楽しむという意味が店名の背景にありました。

お客さんがいるから、私がお手伝いする

2017年から自宅サロンを始めて約6年目、昨年の11月にくるる内に店舗を開かれた森川さん。自宅サロンをされていたときは日曜・祝日開けることができず、また駅から離れたところにあったため、電車をご利用のお客様が雨天や暑い中徒歩で来て下さる時は心苦しかったといいます。

『私がネイルをやってるからお客さまが来るではなく、お客様の生活の中にネイルがあります。私の子育て中でご不便をおかけしても支えて下さった常連様や新しく出会うお客様のペースに合わせられるようでいきたい』

これからのお店の在り方について尋ねると、ゆったりとしたくるるのように、一人一人のお客さんに寄り添ったサロンにしていきたいとのこと。

『これからは、後継者を育てたいです。私が体調を崩したりしてもお客さまがちゃんとネイルを楽しめるように。今まではひとりでサロンをしていましたが、チーム体制でお客様を大事にし、どんなお客さまも利用しやすいネイルサロンになればいいなと思います。』

今までとこれからがつながる府中で

府中が出身の森川さんは、学生時代には旧伊勢丹府中店やくるるでアルバイトをしたことがあり、その経験が、今回くるるへの出店を選んだ理由のひとつだといいます。また、府中に対しての印象についてこう語ります。

『府中は「小さな国」のようです。駅周りで基本的に何でも揃ったり、飲食店も豊富だったり。ずっとここで暮らしていて外に出ていない人も多くて、私のように就職して出ていった人も子育てする時期戻ってきたり。』

そんな森川さんは、2017年・2018年に小学生対象の「おしごとなりきり道場」に参加するなど、府中でのイベント等にも参加してきました。ネイルサロンとして府中と関わりをもったきっかけは、自宅サロンを立ち上げる際に商工会議所の創業塾に参加したことでした。さらに、くるるで店を持つ前には大國魂神社前にあったチャレンジショップ「ふちゅこまーけっと」で一時的に駅前に店舗を開き、ネイルサロンを開く練習にもなったといいます。

『これからも府中に関わっていきたいです。家族で町内会のイベントに参加したり、近所のコミュニニティーに参加してお友達をたくさん作りたいです。挨拶できる仲間が多い分楽しい事も悲しい事も分け合えると思っているので、今後も市の活動には積極的に参加していきたいと思っています。』

取材の後、ネイルのケアをしていただきました。きれいになった手元が目に入ると、思わず笑みがこぼれてしまいます。

15年続けるネイルに対する熱と、お客さまに対する温かい思いに溢れた森川さん。
現在は性別に関係なく一人一人がそれぞれの目的で楽しんでいるネイル。お話も楽しめるネイルサロンに一度訪れてみてはいかがでしょうか。

Free nailホームページはこちら↓

https://www.freenail-japan.com/

(文:梅本杏月 東京農工大学学生)
(写真:森田大輝 東京外国語大学学生)